ブレイス★ ※テスト投稿 前輪交換(ディスクローター移設&初走行) (2022/5/15)

前回記事では、
完組ホイールに リムテープ・チューブ・タイヤを装着し、
前輪として走行可能な状態にするところまで進めた。

堂々と公道走行する 堂公法をクリアするためには、必要な作業がもうひとつ残っている。
PASブレイスL(2012)のフロントブレーキはディスク式。
ブレーキキャリパーは 車体側(フロントフォーク)に付いているが、
ディスクローターは 車輪側(ハブ)に固定されている。
現在使用中の車輪を外すと ディスクローターも一緒になって外れ、
フロントブレーキが無い(使えない)状態になる。

新たに購入するか 現在使用中の純正車輪から外すかして、
完成した新しい車輪に ディスクローターを取り付けないといけない。

純正品番:シマノ SM-RT53
後継品番:シマノ SM-RT54-S (φ160mm)

今回は、未だ使っている新車時装着品SM-RT53を継続使用することにした。
厚さは 最低限値だが まだ1.5mm残っている。
交換品を購入するまでに、キャリパーBR-M416Aに対応する
ローター互換品番が他にもないか 把握しておこうと思う。

【ディスクローターの交換作業
ディスクローターの 車輪車軸部への固定には、いくつか種類がある。

ボルト留めタイプ:その名の通り 5本または6本のボルト(トルクスねじ)による固定
センターロックタイプ:ローター取付ロックリングによる固定

ブレイスのSM-RT53は、センターロックタイプ。
ロックリング脱着には専用工具が必要だ。
ロックリングには 外セレーションタイプと内セレーションタイプとがある。
ロックリング内外円周の どちらが凸凹形状になっているかの違い。
この他に、どっち側も凸凹な 内外セレーションタイプもある。

使う工具もそれぞれ違う。
内セレーション用はスプロケ用工具、
外セレーション用はボトムブラケット用工具… と兼用なんだとか。
(ロックリング用ねじ山がハブ端部内側に切られている点は どっちも同じなんじゃないかな。
カンパニョーロ式だと ねじ山が外側なんだっけ?
とりあえず、うちのシマノのハブは 輪っかの内側にネジ山がある)

ロックリングタイプ / ロックリング締付工具(シマノ品番)
内セレーションタイプ:TL-LR15・モンキーレンチ
外セレーションタイプ:TL-FC36
内外セレーションタイプ:TL-FC36/TL-LR11・モンキーレンチ
内セレーションタイプ※ナット式車軸:TL-LR10

【旧前輪ディスクローターの取外し】
ヘンテコな形した専用工具(シマノ製にあらず)を使って、ディスクローターを外します。

まずは、ローター固定部の仕組みから。
IMG_5880.jpg
写真は、前輪の左側を上にして寝かせたところ。
車輪の真ん中にあるのが、ハブ。
ハブの左端部 ギザギザ状の外周(スプライン)ここにディスクローターが嵌まっている。
ロックリングを緩めて外すと、ローターの脱着が可能になる。

ハブ軸の左側に立てかけてあるのが、ディスクローターを車輪(ハブ)に固定するロックリング。
リング表面の内周が凸凹しているでしょう?
凸凹があるのが内側だから、内セレーション。
ここに ヘンテコ工具(ソケット)の凸凹がピッタリ嵌るようになっている。
ちょっとわかりにくいかもしれないけど、
リング裏面(上の写真だと右側)には ねじ山が切ってある。
すんごく平べったいボルトとも言えるね。
ローター固定の役割は、ハブのスプラインが縦方向
ロックリングが横方向+ダメ押し、ってかんじかな。

ちなみに、ヘンテコ工具に付いているガイドピン(棒状の突起)は、
付いてないタイプも存在するし、リングの脱着とは多分関係ない。
リアスプロケット外しに使う工具でもあるので、その時用かも。
同じ形状した工具の中には スルーアクスル専用という物も見かけたけど、
それだと この車輪の軸(9mmクイックリリース)よりも太い軸だろうから、穴に入らなくなるよな。
ガイドピン部分を脱着できるんなら関係ないけど、どうなんだろうね。

では、手順。
IMG_5878.jpg
ディスクローターのロックリングの凸凹に、工具の凸凹をしっかり噛ませる。
反時計方向へ回して緩める。(写真は、外したロックリングを裏返して置いたところ)

緩む瞬間ねじ山がナメたかと思ったぐらい、かなりの力で締まっていた。締付トルクは40Nm。
最初、写真のように車輪を寝かせて工具を手前側へ引いたが、ビクともせず。
車輪を立てて 押し下げるように回したら、ゴクッという手応えとともに緩んだ。
(力を入れる角度や 力の掛け具合は、ペダルをレンチで外す時に似ていると思った)

自分が使った脱着用工具は、柄の付いた一体型。
先端のソケットだけのタイプだと、
六角部分(回す時につかむ部分)に合う24mmレンチなんて持ってないし、
大トルクを掛ける箇所だから できればモンキーレンチじゃないほうがいいと言う人もいたし、
そう頻繁に出番のある工具じゃなさそうだし、携帯性よりも機能性を重視した。
一体型工具の不便な点は、指先で早回しできないことぐらいかな?
(先日買ったシマノのクランクコッタレス抜き工具も、同じ理由で 柄付きにしたほうが良かったかも…)

・ロックリング脱着用(/スプロケット脱着用)工具 内セレーション用
ソケットタイプ:500円(スーパーB)~1500円(シマノ)~ぐらい
柄付き一体型:1200円(バイクハンドなど)~ぐらい
本品(一体型):NOGUCHI ロックアウト工具シマノ用 YC-126-2A (野口商会・台湾製・4962625400671)
たぶん、BIKEHAND,PWT,CYCLEPROブランドなどと同じ品。
野口版は、柄が真っ黒で ロゴなども入ってない。
セールで1100円と安かったのでこれにした。

・自分メモ
TL-LR15…ロックリング締付け工具 Y12009230 ガイドピン有 4524667050780
TL-LR10…ガイドピン無
TL-LR11…SM-RT10/RT30内外ロックリング内側用 奥行浅めで難(外側もリング薄さでBB工具難)
TL-FW30…フリー抜き工具 (ボスフリー用) ガイドピン無 溝浅め
サイクルプロ CP-TL126-6A…QR/スルーアクスル両対応ガイドピン有
SUPER B…ガイドピン無 (値段が安い)
シマノPRO…柄付き一体型 スプロケット用とBB用あり

P.S.
この人みたいに、部品を地面に直置きするのは感心しませんね。
砂を噛んだりするからね。

【ディスクローターを新車輪に移設
ディスクローターを、新車輪に移して再使用。
取外しと逆の手順で作業します。
IMG_5883.jpg
このディスクローターには回転方向がある。
ローター表面に記された矢印マークが前に向くように、
ハブのセレーションに合わせて嵌め…
って、よく考えたら こうしか嵌めようがないじゃないか^^;
ディスクブレーキが車輪右側に付いてたら 右回りになるから使えないわけだが、
そんな自転車もあるのか?

ローターを嵌めたら、次はロックリング。
真ん中の穴に被せて 時計方向に回す。
締め込む。40Nmで、ぐいぐいっと。
おらは握力40kgぐらいだから 新記録出すつもりで締めた。(意味不明)
所々でグリスアップしたほうが良いのかな、
よくわかんないので吹いたり塗ったりはしてません。

IMG_5881.jpg
締め込む途中、シャリシャリと砂が嚙むような音がした。
リングを裏返してよく見ると、フィルム状の薄いワッシャーが付いていた。
「間座」と呼ぶらしい。間座は 内周が数カ所ツメ状になっていて、容易には外れない。
(リングと同色なうえ、ぴったり張りついているから 目立たない)
ねじ山をフタする役割かな。音は多分ここからだろう。

【新車輪を車両に取付】
IMG_5885.jpg
26×1.50から26×2.00にタイヤサイズアップ。
自転車タイヤは、同じ内径で幅を太くすると 外径も大きくなる。
さて 幅広&大径化による各部への干渉は大丈夫かな?

【タイヤ大径化による干渉】
チューブ無し(空気充填無し)状態のタイヤで前輪を仮装着した際に
干渉を予想した箇所は、フォークに無理矢理後付けした汎用サークル錠。
懸念した 錠のカンヌキ開口部は、サイドウォールに接触はするが
押し込めば入った。タイヤ側がキズつかない程度のギリギリ幅。
だが、空気充填による外径変化は 高さ方向が予想以上にあり、
錠の内周に引っ掛かってしまった。
開口部ならば いったんタイヤの空気を抜いて 細くして通す手があるが、
頑丈な錠の上部にぶち当たるようでは 空気圧調整程度では対処不可能だじょー。
できれば車輪は回したいという希望を優先させ、
苦心して付けたサークル錠だが とりあえず外すことにした。
代替案が浮かぶまでは、一般的なワイヤー錠を使うとするか。
新車輪の黒塗装スポークにコツコツ当たって傷める心配もしなくて済むし^^;

【新車輪のタイヤの空気入れ】
仏式バルブの空気入れは持っておらず。
前回 簡易変換アダプターとして活躍してくれた、
サイクルベースあさひの分離型バルブキャップ「SUSHI」。
今回の作業には、パナレーサーの米仏変換アダプターを用意した。
IMG_5884.jpg
パナレーサー 米仏変換バルブアダプター BFP-FV20 (4965685002113)
前輪しか換えないから、いっこだけ買った。
パッケージは、パナレーサーを扱う商社 岩井商会の汎用台紙。パナのパの字もない。

パナレーサーの構造で サイクルベースおすしと違う部分は、
仏式バルブ側の接合面に パッキン(ゴムリング)が付いていること。
これのおかげか、寿司付属アダプタ経由空気充填時のような
隙間からスースーシーシー漏れる音は皆無だった。
やはり、本物は違う。ケチらずにいっこ買っといて良かった。

この米仏変換アダプターを付けっぱなしにして、
バルブキャップは 米式と互換性のある自動車用を使う…
のも良いが、仏式バルブ化に備えて オイルスリックカラーのスパカズ製キャップを買ってあるのだ。
どっちにしても、変換アダプターは 走行時には携帯しといたほうがよさそう。
タイヤの空気が抜けて助けを求める時は、
自転車屋さんに行けば ママチャリ共通の英式空気入れがある。
ガソリンスタンドに行けば 自動車共通の米式空気入れがある。
高級食パン屋さんに行けば 仏式空気入れが… 無いから携帯しとくのだ。
フランスパンの国には 仏式が普及してるのかしら?
でもここはジャパンだからね。
(あ、携帯ポンプの存在を忘れてた。次回購入リストに追加。)

IMG_5890.jpg
バルブの角度が、リムに対して少し斜めっている。
タイヤ(チューブ)の空気を抜いて 横方向へ押したり引いたりしてみたが、なかなか直せない。

IMG_5891.jpg
リム穴径よりバルブ外径が若干細い以上、完全な垂直にするのは難しいのかな。

IMG_5893.jpg
リムナットをリムに接するまで締め込めば、直立する。

自転車のエアバルブキャップという物は、特に機能があるわけでなく
装着は必須ではないらしい。ということは、自動車も本来バルブキャップ不要なんだろうか?

【前輪のセンターの偏り】
なんかね、ハンドルの上から前輪タイヤを見下ろすと、
少し左にオフセットしてんのよ^^;
|  前輪
 |   後輪
こんな感じ(笑)

いやいや笑ってる場合じゃない、シンメトラーな私には大問題。
フロントフォークとタイヤ上部側面との隙間を見ると、
左のほうが明らかに狭い。指突っ込んだ感触で5mmぐらい違う。
気付いたのが深夜だったので、とりあえず寝て
明るくなった翌朝に再確認。

まずは、フロントフォークにしっかり車輪が嵌っているか。
これは基本。(ネットにそう書いてあった)
クイックリリースを緩めて、車輪を少し揺らしてみた。
ほげーっ?
ほんのちょっとの揺らしで、左右隙間の大小が かなり変わる。
軸の片方の嵌りが わずか数mmでも甘かったら、
中心である軸から一番遠くにあるタイヤは はっきりわかるほどに逆側へ偏る。
でもなー、軸が斜めになった状態では クイックリリースの固定は多分できないよな。
ちびっとしかないディスクローターとキャリパー(パッド)間のクリアランスもおかしくなるし。
固定できたとしたら、その軸は曲がってるんじゃないか?
まぁ、中心部の僅かなズレも 外周部には大きく影響する、
これがわかったのは収穫。

次に、旧車輪に入れ替えての確認。
偏りは 新車輪より少ないかんじだった。
旧車輪(純正)は タイヤが細くて フロントフォークとの隙間が大きいから、
同じだけ偏ってたとしても気付きにくいのかも。
ちなみに、この旧車輪は 歪んでるというか 思いっきり“振れてる”から、
回すと 新車輪以上に偏る位置もある。だからあまり参考にならない^^;

最後に、新車輪を左右ひっくり返して逆にしての確認。
クイックリリースのレバーが 左側ではなく 右側にくるようにする。
この方法は、やりにくい。
車輪を立てて見下ろした時の スポークの横方向への角度が、
左側(ディスクローター側)は立っている。
側は寝ている…つまり、広がっている。
ひっくり返すと、寝ているスポークが
ディスクブレーキキャリパーに干渉してしまう。
車輪を回転させるのは無理とわかった時点で早々に諦めたけど、
スポークとキャリパーをうまく避けさせれば 固定だけならできるかも。
車輪側に原因があるかどうかの判別には適しているので、
再度確認してみようかな。

結論としては…
完組ホイールの精度がどの程度のものかは知らないが、
新車輪には軽度の偏りがあるのかもしれない。
スポークの調整で 後からでも偏りを直すことはできるらしい。
車輪が原因ではないとしたら、あとはフロントフォークの歪みぐらいか。
可能性は、根拠はないけど 後者のほうが高い。
そういえば、以前はもっと簡単に車輪の付け外しができた気がする。
クイックリリース軸のナット側を かなり緩めないと入らないっつーか、
なんか渋いのよ。広がってんのかな、フォークのお股が。
グリス切れとかサビとかが理由かもしれんがな。

Gを掛けながらクイックリリース軸を固定したら、
僅かながら偏りが改善したようにもみえた。
気にし出すとキリがないな、こりゃ。


【試走】
偏りは横においといて、と。
ちょっと緊張しながら、試走の旅に出た。
なぜ緊張したかって、タイヤを組む作業を自分でやるのは初めてだったから…。
チューブがタイヤに噛み込んでたら破裂するかもしれないじゃん、
空気入れる段階で既にけっこうビクビクしてたのよ…。
自分が組んだタイヤの自転車に、自分が乗っかって初走行~!

IMG_5894-t1.png
走り出し、5秒ぐらい違和感があった。
“前輪だけ大経化”によって ポジションやキャスター角が微妙に変化したからかも。(すぐ慣れた)

いやー、ちょっと涙出そう。感動した。ちゃんと走ってくれたよ。
タイヤを組む作業は初めてのことばかりで、
汗だくになったり 指が擦りむけたり うまくいかないストレスもあったけど、
目的を達成できた時の嬉しさは 何事にも代えがたい。
車輪が完成したこと、完成した車輪で走れたこと、それだけじゃないよ。
もっと勉強すれば パンクで困っている人を助けられるようになるかもしれない。
今んとこ、前輪限定だけどね^^;

ペダルを動かさない空走時、ブレイスの場合
チャチャチャチャみたいな音(ラチェット音?)はしない。無音になる。
(あれ? 他の自転車も空走時は音しないっけ? まぁ、いいや。)
♪静けさや 道にしみ入る ゴムの音

自分で撮った新前輪ブレイスの写真をニヤニヤしながら眺めていたら、
後輪もとっとと交換したくなってきた。(ブツは準備万端)


【ふてくされた後輪】
IMG_5920.jpg
前々日にパンパンに補充したのに、スローパンクチャー。
(なんでなんで?)と思って バルブをこちょこちょいじってたら、
先端がスポッと抜けた。中のゴムが 裂けて分離していた。
これが虫ゴムってやつか。
後輪の、ふてくされてからの嫌がらせ。愛車あるある、ですな。
虫ゴムは、外した前輪の物と 金属の先端部ごと入れ替えた。
そっちのゴムは黒色じゃなくて 肌色だったぞ。

恥ずかしながら、今日外す(外れる)まで 英式バルブの構造を知らなかった。
お寿司を被せていた先端部(ムシ=プランジャー)は バルブとは別体だったのか…。
またふてくされたら困るから、アダプター買って とっとと米式化しよーっと。

IMG_5899-t1.png
アクセサリー追加が先行気味で イタい見た目になりつつあったのだが、
いくらかバランスが取れてきたように見えて 嬉しい。
(交換の過程を知らない人からしたら、
後輪がダメになってテンパータイヤ履かせてるように見えるかもしれない)


【その他の交換・追加】
新前輪を準備する間、他にもパーツやアクセサリーを交換・追加した。
(各パーツの詳細は、また別の記事で紹介します)

純正ハンドルバー (520mm・ブラック)
Bazooka アルミ (580mm・ホワイト)

純正サイドスタンド (ブラック)
FF-R アルミアジャスタブルスタンド CD-160X (ホワイト)

後輪リング錠 Vブレーキ車用 (GORIN・グレー)
同等品 一般車用 (CBA・アイボリー)

前カゴ撤去
BBB トップチューブバッグ BSB-19 1.5L
SCOTT サドルバッグ HILITE600 0.6L


【この後の構想】
後輪タイヤ交換。その他で手を入れたいのは、フロントフォーク。
リジッド化は考えていないので、次もサスペンション付きで。

純正(SRサンツアー製)のストロークは 63mmと短め。
メジャーで測って435mmぐらいだった肩下長(フォーク根元~車軸間)、
同じ26インチ用から選んでも 数センチ増すのは避けられないかな。
前上がりがフィーリングを悪化させなければ良いのだけど。。

少し奮発して 3~4万円のエアサスにするか、
純正同様の廉価コイルサスにするか。
(700C用ならスイングショックという変わり種もある)
両者のメリットデメリットを調べてから決めようと思う。


【最後に
今回の作業では、自転車を通じて知り合った方から
メッセージのやりとりで たくさんのアドバイスをいただいた。
わからないことを教えてもらうだけでなく、
わかったことできたことを話して 振り返りができた。
それらを支えにして 前向きに取り組むことができた。
有難うございました! (*^o^*)


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