他車種スイッチで走行テスト <ブレイスレストア日記4>

故障した液晶マルチファンクションメーター。
修理はあきらめた。
元相棒とはいえ、新品スイッチ交換に2万5千円出すような勢いは、まだ湧き上がってこない。
だって、心臓部のアシストユニット(モーターや基板)まで逝ってるかもしれないし、全身サビサビだし。


【流用ネタを考える】
液マルの診察時、スイッチから生えている接続ケーブルに目がいった。
IMG_7447.jpg
ケーブルが4本。コンタクト側から見て、黒・橙・茶・赤のピンアサイン。
その先端には、防水コネクター。

中古売買されている種々のスイッチ写真を見て、それぞれのケーブル部を比較。
すると、 前回ブログで写真を載せた2種類を含め 数字表示付きになって以降のスイッチは、
配線の本数,配線色の配列,接続コネクタ形状、全て同じだった。
(※2010年頃までのインジケーターランプ表示タイプのスイッチは、
コネクタ/ハーネスが2本に分かれている時点で違う。)

ダメ元で、他車種の中古スイッチを買ってみるか。
でも、パネルの電源ボタン突き抜けて骨まで見えてるジャンク品でも数千円するんだよなー。
互換性未確認状態での購入は 中古とて気が進まず、
売りに出される→買おうかな→迷ってたら買われちゃった、がしばらく続いた。

待てよ?
妹のPAS(2011年モデル)は 現在オレんとこで預り中、
数日乗れなくなったって 何ら困ることはない。
スイッチをブレイスに移設すれば、買わずして試せる。動作テスト用にはもってこいだ。
誰でもすぐ気が付きそうなことに、やっと気付いたのであった。

スイッチの役割が
“制御は担わず、電源入切・切替操作・状態表示のみ”
なことが前提条件ではあるが、なんとかいけるんでねーか?


【他車種スイッチの接続
妹PASのスイッチ配線からコネクタを外し、
スイッチ側のコネクタを ブレイスLの車両側配線コネクタに接続。
IMG_2971_640t1.jpeg
なんで バッテリー上がりの自動車のジャンピングみたいな体勢になってるかというと…
・妹PASのスイッチ:生えてるケーブルが長い
(トップチューブの下をはわせて モーターユニット付近までいってから車両側コネクタと接続する)
・ブレイスのスイッチ:生えてるケーブルが短い
(トップチューブ内を通ってモーターユニット付近までいく配線レイアウトは同じようなもんだが、
車両側配線がハンドルバー付近まできていて そこに接続コネクタがある)

※P.S. この時はそう思って作業してたのだが…
ブレイスのスイッチ配線が短いのは、その先に中継ケーブルを介する分割構造になっているからだった。
ドライブユニット付近に大元のコネクタがある構造は どちらも同じ、
両者のお股同士を近づければ アクロバットな姿勢も強いられずに済んだのだった。

IMG_2970_640t1.jpeg
妹PASのスイッチを配線ごと外したほうが作業しやすいが、テスト後に元に戻すのが面倒。
テスト結果が芳しくなかった場合、自分の性格からして 戻す元気が出ずに放置してしまう可能性がある。
それを想定しての判断なのだ^^;


【他車種スイッチでの動作テスト(簡易)】
ブレイスの後輪を浮かせつつペダルを手で回す。
回しながら、妹PASスイッチの速度表示を見る。
数字が上がっていくのが確認できたぞ~!

テストはこれで終了。(おいおい)
スイッチの数字をちゃんと見ようとして写真の体勢から下手に動かすと。
ギリギリ届く長さで接続したコネクタが引っ張られて断線する危険があるから、
その程度しかできなかったのよ。ひとりでテストやったもんで…。

肝心のモーターアシストの動作確認だが、
ペダルを(漕ぐんじゃなくて)手回しするだけだと手応えが無くて、よくわからなかった。
逆パターン(妹PASにブレイススイッチ流用)だったら、
コネクタのあるモーターユニット付近にスイッチを仮留めして 実走行テストできたんだけどね。

他車種スイッチ流用 簡易テスト結果*
バッテリー:残量表示OK
前照灯スイッチ:入切操作OK
スピードセンサー:速度表示OK ※実速かどうかは未確認
モーターアシスト作動:車輪空回しだけでは良否判断できず


【他車種スイッチの接続 2回目(丸ごと移設)】
ペダル/クランクの手回しでは把握できなかったモーターアシストの作動状態を確認すべく、
妹PASのスイッチを配線ごとブレイスに移設して 実際に走らせてみることにした。

やってみたら、移設作業は そう面倒ではなかった。

スイッチ本体:底面のハンドル固定ブラケットのビスをプラスドライバーで緩めて外す
スイッチケーブル:モーターユニット付近の接続コネクタまでの途中数カ所にある
固定を解いて外す (結束バンド切断,ダウンチューブ下の樹脂クリップ取外し)
コネクタ:固定ツメの嵌合がかたい場合は、精密ドライバー等でキズ付けない程度につついて外す (指でも外せなくはない)
※スイッチを元に戻す時のことを考えて、外す前に ケーブルの取り回しや位置関係を
写真に撮る等でメモしておくとよいかもしれない。(しなかったけど)

外したスイッチをブレイスに装着し、(前述の理由で)ハンドル付近にあるコネクタと接続。
余りまくったケーブルはハンドルにグルグル巻きにして、移設完了。


【他車種スイッチでの動作テスト(実走行)】
車体にまたがり、ギアを1速に入れ、おそるおそるペダルを踏んで発進。
あきらかに自分の踏力ではない力強さで、懐かしいモーター音とともにグイグイ加速していく。
ちゃんとアシストしている。モーターは生きてた!

内装ギアを1,2,3,4…とグリップシフトで変速させ、トップの8段まで上げて走った。
家のまわりを一周できることが、こんなに嬉しかったのは初めてだ。
光が見えてきたぞ!


【復活祝い】
赤茶色に錆びたビス類、あちこち破れた純正サドル、
加水分解でドロドロに溶けた純正ハンドルグリップ。
保管していた8年前のスペアパーツが部屋から見つかったので、
とりあえずは 代えになる物だけセレクトして交換。

IMG_4817_640.jpeg

IMG_4812_640.jpg
対比の妙か、新車のように見映えがした。
眺めているだけでも楽しいな~。

【今回のちびちびいじり】
グリップ:(純正→) SPURCYCLE GRIPRINGS ホワイト (左6個/右4個)
グリップリング:T-ONE BRICKO GP01付属品 ゴールド
ヘッドスペーサー:(純正→) BBB ライトスペース BHP-36 20mm ホワイト
サドル:(純正→) AKI VELO SENSO SPORT-GSS SL-SS-013 ブラウン
シートクランプ:(純正→) TIOGA CNC φ31.8 ゴールド
ボトルケージ:CYCLEPRO CP-BC1460WD 樹脂製 ウッドカラー
スポークリフレクター:(純正取外し→) セルサス
サークル錠(追加):ニッコー NC172
チェーンテンショナーカバー:(純正ブラック→) 純正ホワイト
バッテリーロック部カバー:(純正ブラック→) 純正ホワイト
純正opt. フロントキャリア 90793-55074 →取外し
純正opt. フロントバスケット Q5K-BSC-002-P21 →取外し


補修交換&カスタムはまだまだ続きます。


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